地震などの災害により突然の停電や断水が起きると、ミルクやおむつなどの必需品が手に入りにくくなってしまうことがあります。とくに赤ちゃんは環境の変化に敏感なため、事前の準備が安心につながります。この記事では、赤ちゃんの防災用品として必要なものや水の備蓄量の目安など、災害時に慌てないためのポイントをわかりやすく解説します。
赤ちゃんのための防災準備
赤ちゃんがいる家庭では、災害時に備えた日頃からの準備がとても大切です。とくに乳幼児は環境の変化や物資不足に敏感で、普段と同じようなケアを継続するためには、計画的な防災対策が欠かせません。まず意識したいのは「ローリングストック法」です。これは、普段使っているミルクやおむつ、離乳食、衛生用品などを少し多めに買い置きし、使ったら補充する方法です。こうすることで非常時にも赤ちゃんが慣れたものを使うことができ、賞味期限切れの心配もありません。備蓄品としては常温でそのまま飲める液体ミルクや、使い捨ての紙おむつ・おしりふき、ガーゼ、哺乳瓶・哺乳パックなどを準備しておくと安心です。
避難生活では衛生環境が悪化しやすいため、赤ちゃん用のウェットティッシュや消毒用アルコール、ゴミ袋なども忘れずに入れておきましょう。避難時はベビーカーが使えない場面も多いため、両手が空く抱っこ紐を準備しておくとスムーズです。
また、停電や断水時に備えて簡易ライトや携帯充電器、水や粉ミルク用の使い捨て哺乳瓶、携帯用カセットコンロなども用意しておくことをおすすめします。母乳育児中の場合はストレスや疲労で授乳量が減る可能性があるため液体ミルクなどを備えておくとより安心です。
防災準備のポイントは、慌てないための習慣づくりや赤ちゃんのペースを守ることです。家族で避難ルートや集合場所を共有し、非常用持ち出し袋の中身を定期的に点検することも大切です。
災害時でも安心!液体ミルク・粉ミルク・紙おむつの備蓄目安
液体ミルク・粉ミルク・紙おむつはいずれも1週間分を目安に、日常的に補充しながら備えておくことが望ましいといわれています。液体ミルクの備蓄目安
液体ミルクは、お湯や水が使えない非常時にとくに役立ちます。常温でそのまま飲ませることができ、調乳の手間もないため停電や断水時にも安心です。1日あたりの授乳回数は月齢にもよりますが、生後3〜6か月頃で1回200mlを5〜6回が目安です。災害で流通が止まる可能性を考え、最低でも3日分、できれば1週間分を備蓄しておくと安心です。液体ミルクは賞味期限が長く、ストックしやすいので使ったら補充するローリングストック方式で管理しましょう。哺乳瓶が洗えない状況を想定し、使い捨ての哺乳パックや乳首も一緒に準備しておくと便利です。
粉ミルクの備蓄目安
粉ミルクは普段から使い慣れている場合、災害時も安心して使えるように備えておきたいものです。1缶でおよそ6〜7リットル分作れますが、調乳だけでなく哺乳瓶の掃除も考えると、清潔な水やお湯も大量に必要になります。断水や停電が起こることを考え、災害用浄水器やミネラルウォーターや湯を沸かすためのカセットコンロ・ガスボンベも一緒に備えておきましょう。液体ミルクが手に入りにくい場合には簡単に溶かせるスティックタイプを用意しておくと便利です。賞味期限の管理を忘れず、定期的に新しいものに入れ替える習慣をつけましょう。
紙おむつの備蓄目安
紙おむつは、被災時にとくに不足しやすいアイテムです。赤ちゃんの排泄は1日5〜8回ほどあるため、1日あたり約6〜8枚を目安に、できれば1週間分の40〜50枚を準備しておくと安心です。サイズが変わる可能性もあるので定期的に見直しが必要です。また、ゴミが捨てられない状況に備えて防臭袋や密閉できるビニール袋も用意しておきましょう。おしりふきや使い捨て手袋、除菌スプレーもあると衛生的に過ごせます。
赤ちゃんを連れた避難時の注意点
災害が起きた際、赤ちゃんを連れて避難するのは想像以上に大変です。避難先でも少しでも快適に過ごすためには、日頃からの準備と心構えが大切です。まず、避難時に必ずもっておきたいのが抱っこ紐です。大地震などで道路が崩れたり、人が多く混雑している中ではベビーカーは使いづらく避難経路をふさぐ危険もあります。抱っこ紐なら両手が自由になり、荷物をもちながらでも安全に移動できます。長時間の避難を考えて肩や腰への負担が少ないタイプを選び、普段から使い慣れておくことも重要です。また、避難所生活では赤ちゃんの心のケアも欠かせません。慣れない環境や大勢の人の声に不安を感じ、泣き止まないこともあります。
そんなとき、お気に入りのおもちゃやぬいぐるみをもっていると、赤ちゃんに安心感を与えられます。音が出ないタイプや軽くてかさばらないものを防災バッグに入れておくと便利です。おくるみやブランケットなど赤ちゃんが普段から使っているものも安心できる匂いで赤ちゃんの心を落ち着かせてくれます。
そして忘れてはいけないのがママ自身の休息です。災害時は緊張が続き、睡眠不足やストレスで体調を崩しやすくなります。ママが疲れてしまうと赤ちゃんのお世話も難しくなってしまいます。避難先では周囲と協力し、できるだけ交代で休む時間を確保することが大切です。心と体の両方を守る準備をして、どんな状況でも安心して過ごせるようにしておくことが重要です。